52hzトゥルーマン

おはよう!会えないときのために、こんにちは!こんばんは!おやすみなさい!

ぶっこわせ




私は緊張しいなので1時間前くらいに着いてしまい、どうすればいいか分からず受付の若い女の子にまだですよと2回もとめられ、いつ来ればいいのか?ドリンクはどうするの?などと質問しまくり、道端で1時間くらい待った。
忠犬ハチ公といい勝負だと思う。
緊張のせいでお腹がキリキリ痛む。

オープンしてからコソコソ受付し、ホールに行くとなんとも入りづらく、私はチキン中のチキンのチキン年生まれなので階段でウロウロ上がり下がりしながら、時折、道行く人の邪魔しながら焦っていた。とても、焦っていた。本当に帰ってしまおうかと迷った。

そして後から来た女性がホールの入り口で立ち止まるのを階段の隅で確認して、声をかけた。

初めてなので、ご一緒してもいいですか?

今思うと図々しいバカなやつで恥ずかしさでヤバいけど、その女性はなんとも優しいお方で微笑みながらいいですよって快諾してくれた。
女神かと思った。この人いなかったらマジで帰ってた。

それから始まるまで、フロアライブの事とかお目当てのバンドの事や物販のこと、ドリンクのこと、他のライブハウスの事をお話してくれた。

ちなみにライブハウスの転換とかのBGMって誰が決めてるのかな?アジカン、フジファブとか流れてて少し心が踊り、落ち着いた。
でも一曲聴き取れなかったのがあって、ものすごくよさげな曲だったのがずっと気になってるけど検索しても分からない。悔しい。

ユメギワさんの番になった時、ご一緒してくれた女性の方が、前に行きなよ〜誰が好きなの?と声をかけてくれた。

誰が好き…?誰…?とモゴモゴしつつ女性に背中を押され、アンプの後ろで姿が隠れ、なおかつタカノハシさんの真横くらいのポジションにたったのであった。

それはもう緊張した。
えっこんな間近でギター弾くのみれるの?あの音、鳴らすとこ、みれるの?どうすればいいの?心臓が口から出そうだったな。

興奮とテンパりがMAXになった私をみて女性に、初期衝動を感じているあなたをみてるだけで面白いし今日来てよかった、と言われ落ち着かされた。それでも落ち着かなかった。

握りしめていた半券は、ライブが終わってから確認すると手汗で湿っていて破けそうになっていた。いやカバンに仕舞えよ、と今はそう思う。だがそれすら考えられないくらい緊張していたんだなと思う。

はじめに新曲。
下北沢まで小田急線に乗ってる時ずっとループで聴いてきたのが、目の前で鳴ってる。
音は鳴ってる、記憶は飛んでく。

三番線、もう見えない
この曲の歌い出しといいサビの歌い方にとても惹かれていたので、タカノハシさんをずっと見て、もうサビで胸が締め付けられて、ぐわってなって叫びたくなった。
三歳児だったら叫んでた。危なかった。
おとしてくれよって…私の心がユメギワさんにおちたよ…三番線から帰る身になれよ…。

で、疾走。
初めっからどこもかしこもかっこいい!
ちょっと周りを見る余裕が出てきて、ノリ方というのを学び始め、体がガチガチだったけど多少はユラユラしたと思う。今度はノレると思う。私の先祖は猿だと云うし、猿も学ぶ生き物だ。

夜になって
一番好きな曲といってもいい。イントロを弾き始めた時にマジか!と思った。まさか1stから2曲も聴けるなんて思ってなかった。
最初のイントロで体がビクッとなって女性に笑われました。衝動ってやつぁ仕方ないんだ。

ハッピーエンド
この曲の最初のギターの音が大好き!
余談だけど、イヤフォンで聴くと左右から交互に駆り出されるギターの綺麗な音すぎて、ハンパなく良い。楽しみ方いろいろ。凄く楽しい。
ていうかこれ本当にCDで聴いてたの生で私聴いてるんだって思ったらもうギターしか見れなくなってしまっていたな。いや私の立ち位置むしろギターしか見れなかったけど。しかしまぁエフェクター踏むタイミングとかもバッチリみれてもうこの角度から本当にみていいの?!って感じだった。フロアライブってすげー。

downer
もう私の心はぶっこわれたよ〜
本当にめちゃくちゃカッコよかった〜
あの日ギターを一番みたのは私だと思う…断言できる…それくらいずっと聴いていたし、見ていた。今回の私は一点集中型だから。というかもうカッコよくてカッコよくて、また泣きたくなった。

人は衝撃的な瞬間に立ち会うと言葉を失い、語弊力が磨り減るというのを実感した。若者はヤバいと言い過ぎると言うが、ヤバい以外の何物でもなかった。

ちなみにMCの内容を全く覚えてなくて、時折飛び出てくるスモークにビビってました。

とりあえず女神の女性の方には感謝しかない。
お礼を言って、終電に間に合うように帰ってきたけれど、名前も連絡先も知らないまま、お別れをしました。本当に感謝しています。
どこかでまた会えたらいいけれど、基本的にライブハウスはソロで来て、人と喋らないと聞いて、あなたの最高の楽しみ方を奪ってしまったかもしれません。
私も今度からは一人でも頑張る。
こんなひよっこ野郎の面倒を見させてしまって本当にごめんなさい。そして本当にありがとうございました。

そしてユメギワさん。
私の人生の中での絶対に記憶に残る初体験をさせてくれて、ありがとうございました。
今度は絶対みんなの音を拾って聴いて視るぞ〜

※2日目はお仕事だから行けなくて、通しの特典が手に入らなかったの心残り。記録。